メドウ・バターカップ

メドウ・バターカップ
(キンポウゲ属の一種)
Meadow buttercup
(Ranunculus acris)
◆誕生花…9月18日
◆意味・象徴…幼稚、忘恩、嘲笑、富、悪意

キンポウゲとヒナギク、
ああ、愛らしい花たちが
春の季節よりも早く訪れ、
陽光降り注ぐ時を語る。
メアリー・ハウイット(1799-1888)

属名 Ranunculus は「カエル」を意味するラテン語 rana に由来します。この属に含まれるおびただしい数の仲間がカエルと同様の生育地を好むからです。acrisは、「苦い」を意味するギリシア語の派生語です。キンポウゲ科の植物には刺激性の強い毒があるものが多く、牛たちはこれを避ける傾向があります。地方名の中には(他の数種類の植物と共通する名称ですが)crowfoot、bachelors buttonsや、この植物は狂気を引き起こすと多くの人が信じていたことからcra–などがあります。シェイクスピアの述べた「cuckoo-buds of yellow」はキンポウゲ(buttercup)のことだと考えられています。
buttercup という名称は、そこにある明白な連想が働いていることを示唆します。アイルランドの農民たちは牛乳の出が良くなると、信じて5月祭(May Day)の日にこの花で雌牛の乳房をこすりました。今日でも、子供たちは誰がバターが好きなのかを当てるために、お互いのあごの下にこの花をかざします。黄色い色の反射光を見れば、誰が好きなのかが明らかになるというのです。キンポウゲとヒナギクの首飾りを作るのは陽光が降り注ぐ日に行われる穏やかな田舎の遊びで、何百年もの間、子供ばかりか大人も楽しんで来たものです。

花を愉しむ事典 The Illustrated PLANT LORE
Josephine Addison
J.アディソン 著
樋口康夫・生田省悟 訳
―神話伝説・文学・利用法から花言葉・占い・誕生花まで(新装版)
2007年5月25日 初版

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